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夏の食卓2015 [シャンパン&ワイン]

台風の影響か、雨模様の涼しい日が続き、暦の上だけでなく、夏はもう終わりと感じた今日。
8月の食卓を思い出しながら、の記事です。

(1)友達1名が泡持参で来た日
友達持参のスペインの泡、「Quatro」。Quatroクアトロはスペイン語で4の意味なので、
QU4TRO って書いてあるロゴがいいな、と思って買ったそうだ。
飲んでみたら、さっぱりと夏向き。泡はきめ細かく、果実の香り、酸味少なくバランスが良い。
「東武(デパート)で1900円だったから、ネットならもっと安い。これ、当たり!」
小海老のフライにぴったりだった。

4QuatroSpmante.jpg

(2)イタリア旅行に行った友達のお土産ワインを飲んだ日
行きの飛行機内で、「お土産用イタリアワイン、宅配します」というパンフを見て注文
したら、ネット価格より高くて、がっかりした、というワイン。
キャンティクラシコ、カステッロ・ディ・ボッシ(私が調べたネット価格は4536円)
イタリアワインの重厚さがなく、バランスがとれた柔らかな味わい。

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皆が帰ったあとで、写真の撮り忘れに気づいたので、空き瓶と残り物を集めた一皿。
手前の生ハムに見えるのが、「シンケンシュペック」オーストリアの生ハム。スパイシー
で、燻製香がきいていて、とても美味しい。ブロック売りで100g1000円だから高い
けど、私は普通の生ハムより好きだ。
友達持参のチーズは、ブルーチーズと「ラングルAOC」。
ラングルAOCは初めて食べたけど、シャンパーニュ地方で生産されるシャンパンに
合うチーズ。口の中で溶ける程クリーミー。薄いオレンジ色の表皮、円筒形で
中央がへこんでいる特徴ある形。もちろん、最初にシャンパンといっしょに食べた。

(3)友達Fの家で
M と3人での食卓のはずが、Mから1時間遅刻の電話。
Fが、「頂きもののワインがあって、とっても上等そうなの。開けるわね。
飲んで待っててね。私はもう一品作るから」
ナッツのはちみつ漬けとスモークチーズで、飲み始める。甘いはちみつ漬けと
ワインが意外に合う。で、このワイン、ひとりで飲んでてヒマだし、スマホがあるから、
ちょっと調べてみた。
ボルドークラレンドルClarendelle 2009年 3240円、2354円のところもある。
とっても上等というより、上等の部類?

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前菜は、スモークの帆立、サーモン、牡蠣。
こういう燻製がきいたサーモンは久しぶり。私は生々しいよりこっちの方が好き。
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ポテトグラタンと、薄切り牛肉を焼いたのがメインだった。
デザートは、私が買って行った「トシ・ヨロイヅカ」のケーキを一人2個ずつ。


(4)友達の海の別荘で。
スパークリングで乾杯。
3glass.jpg


近所に開店したイタリアンレストランへ行った。
もちろん、魚料理中心。
マグロのタルタル。三崎漁港が近いからマグロはお手の物。

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とれたてイサキのグリル。
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(5)気楽な和食の店
昨晩、映画「ミッション・インポシブル」を3人で見て、気楽な和食の店で軽く飲みながら、
「夏、何してた?」なんて話す。これは次回の記事に。


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エリック・サティとその時代展 [展覧会(洋画)]

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渋谷の東急Bunkmauraミユージアムに「エリック・サティとその時代展」を見に行った。
チラシ↑ は、サティの「Le Carnval」の楽譜の上に、ピカビアの「本日休演」の絵をのせている。
風刺のきいた絵が得意なピカビアを好きなので、「おー!」と思った。
コンピュータが発達した現代だから、こういう2枚の絵の合成が出来る。
以前にもらったチラシは、マン・レイの「エリック・サティの眼」が使われていた。
マッチ箱にサティの眼の写真を貼りつけ、作品にし、「眼を持った唯一の音楽家」と
讃えたのである。

picabia.jpg ManRay.jpg

エリック・サティ(1866~1925)は、ベルエポックの時代の作曲家。
「ジム・ノペティ」という曲は、CMに使われたりしたので、聞けば、「知ってる!」と
いう人も多いかと思う。「ジュ・トゥ・ヴー」は、親友歌姫の持ち歌なので、私は
とても馴染みがある。
サティは音楽家ながら、画家との交流が多かったので、当時のパリのアートシーン
をサティを軸にして再現しようという展覧会。

当時のパリは、キャバレー「ムーラン・ルージュ」全盛の時代。
最初の展示屋に入ると、眼にはいるのは、有名なロートレックのポスター2枚。
「ムーランルージュのラグリュの公演ポスター」と「ディヴァン・ジャポネ」
ロートレックの先輩で、当時のパリのポスター界の花形だったジュール・シェレの
明るく楽しいポスターも3枚あった。
スタンランの「シャノワール」の公演ポスターもあった。

聞こえてくる音楽は、「ジム・ノペティ」、サティが中心なのでBGMつきの展覧会。
サティ直筆の「ジム・ノペティ」の楽譜とドビュッシーがオーケストラ用に編曲した
「ジム・ノペティ」の楽譜が展示されていた。

moulin_rouge_l.jpg chatnoir.jpg

展示は時代順になっていた。
次の部屋は壁紙が、水色。
第一次世界大戦に従軍したものの、病で戻ってきたサティは、精神的に落ち込んでいたことも
あり、「薔薇十字会」という宗教団体に入る。
幻想的な作品が多いシュヴァーベの「薔薇十字展」のポスターもあった。
この部屋でのBGMは、聞いたことがない曲と思ったら、「薔薇十字会」のために作った曲
だった。

サティは、画家シュザンヌ・ヴァラドン(ユトリロの母)と出会い、わずか半年であったが、
熱烈な恋愛をする。サティが五線譜にインクで描いた「ヴァラドン」の絵は、特徴をつかんで、
さくっと描けていた。

サティがどういう人だったのかは、この展覧会では語られていない。
でも、それを知って、展覧会を見たら、2倍、3倍、楽しめると思う。
私は、yk2さんが、記事で書いてらした NHKBS放映の「サティのうた」を見て、
とてもサティが身近になった。
サティが亡くなった後、部屋から、ヴァラドンに宛てた手紙が100通ほど出て来たそうだ。
それほど、ヴァラドンが好きだった、という話は、「サティのうた」で仕入れた話。

サティは、オンフルールで海運業を営む裕福な家に生まれた。6歳の時、母が亡くなり、
祖母に育てられ、教会でオルガンを弾いたりしていた。12才で祖母が亡くなったため、
パリに住む父のもとに移った。父はピアノ教師と再婚していたので、新しい母のすすめで、
コンセルバトワールに入学した。保守的音楽教育の学校はサティに合わなかったが、
20歳まで在学、第一次世界大戦の兵役についた。復員後、学校に戻らなかった。


次の部屋は、グリーン系のブルー。
学校に戻らなかったサティは、家賃の安いパリ郊外アルクイユのアパートに住み、
モンパルナスのキャバレーでピアノを弾く生活を始めた。音楽家としての誇りから
山高帽をかぶり、ステッキを持つという出で立ちだった。

「ジュ・トゥ・ヴー」で少し知名度も出たサティに高級モード誌から依頼が来た。
「スポーツと気晴らし」という楽譜集の仕事。シャルル・マルタン挿絵、短い詩があり、
それに曲をつけること。
チラシに使われているのが、その中のひとつ「カーニヴァル」の楽譜。楽譜全体がシンプル
だが、洗練されている。さらに、タイポグラフィーがしゃれている。一番下にあるサティの
Erik Satieというサインもおしゃれ。

マルタンの絵 ↓ ロシア構成主義とキュビズムの融合と言われてるけど、今、見てもファッショナブル

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ここからは華やかなキャリアの時代。
キャバレーでピアノ弾きのサティは、画家たちと知り合う機会が多かった。
コクトーが台本を書き、ピカソが舞台装飾と衣装を手がけたバレエ「パラード」の
音楽をサティが担当した。当時、賛否両論で話題になった「パラード」parade1917年
yotubeで見れる。馬の動きも面白いので注目。
https://www.youtube.com/watch?v=tDm_SoEHLWY

会場では、2007年に再演された「パラード」の終幕3分間を映像で見せてくれていた。
衣装がキュビズムそのものだったり、ピカソらしい大胆なホルスタイン模様だったり
で滑稽。さらに、バレエの動きも面白く、2回、見るほどだった。

ピカソ作の「エリック・サティ音楽祭」のポスター、プログラムがあり、コクトー挿絵の
コンサートプログラムもあった。まさにコラボ。
ブラックの「ギターとグラス」もポンピドーから来ていて、この絵の中にサティの楽譜
ソクラテスが描かれているとのことだが、白い紙にSokratと書いてあるだけだった。

サティはピカビアとスウェーデン・バレエの公演『本日休演』を手がけた。
サティはダダイズムの若い芸術家たちから尊敬されるようになっていた。
マンレイもその一人である。
ブランクーシ、コクトーによるサティの肖像画もあり、交流の深さがわかる。

サティの没後に発見されたマリオネット用のオペラの衣装のデザイン画。
アンドレ・ドランが描いたものが数枚あった。
展覧会をとおしてサティの肖像画は10枚以上あったのでは?巧妙なパッチワークの
肖像画が最後にあった。

サティを知らなくても、音楽や絵に興味のあるかたなら、楽しめる展覧会だと思います。
30日(日)まで。


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飄香(ピャオシャン)・麻布十番 [レストラン(中華・タイ)]

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以前、記事にした中華の店、飄香(ピャオシャン)。
銀座三越は支店で、本店は麻布十番。
ビルの地下だが、中華料理の店らしいシックな店構え。

この日は3人で。まず、前菜は、それぞれが好きなものを一品づつ注文して分けた。
M子さんの注文は「よだれ鶏」。よだれが出る程美味しいというのだが、辛い!
ビールに合う。かなり辛いので、写真の右側に小さく見える「つき出し」の
「大豆の甘め煮」が、私には、清涼剤の役目。でも、辛い物は、暑い時、身体
にいいんですよね。

私が頼んだのは、「クラゲの冷製」(写真左)
クラゲが大きめで、ぷりっぷりで美味しい。ソースも品のよい味。
Mr.Mが頼んだのは、どじょうの唐揚げの、、、、。(写真右)

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メインの魚料理は、「海老とホタテの塩味炒め」
大きめの海老とホタテが、おいしい。

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肉料理は、「東坡肉(トンポーロウ)」、豚の角煮のこと。
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ビーフンとチャーハンを頼んだけれど、写真なし。

この店を出てから、2軒目に!、というわけで、Mr.Mが知っている店に行った。
なんと、イタリアン。Mr.Mがメニューを見ながら、選んで、「
前菜盛り合わせとピザ・
マルゲリータね」
普通2軒目はバーみたいな所へ行き、飲むだけ。もう食べないのに、えーっ、もう一回、
食べる?[どんっ(衝撃)] Mr.Mは、にこやかに「これ位、はいるでしょ」 私達、ビーフンとチャーハン、
食べたんだから、はいらない、な~んて思ったのに、食べちゃって、私ってすごい、
って思ったのでした。[わーい(嬉しい顔)]


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松岡美術館のエコール・ド・パリとフォーヴィスム [展覧会(洋画)]

松岡美術館の紹介記事は以前に書いたが、今回は所蔵作品の中でも数の多い
エコール・ド・パリ周辺の画家たちの絵をご紹介。
他の美術館と違って、ここに載せている絵は常設に近いので、松岡に行けば
会えると思う。(この美術館は撮影可、シャッター音のする携帯は不可)

前回も書いたが、松岡美術館の創始者松岡翁が、美術コレクションを始める
きっかけとなったのは、シャガールの絵だった。
シャガールはロシア出身。パリに来て、外国人芸術家のモディリアーニ、
フジタ、ユトリロ、スーチン、キスリングらと「洗濯船」という共同のアトリエで、
お互いに刺激を与え合った。1910~30年の間、活躍した彼らは「エコール・ド・パリ」
と呼ばれていた。

シャガール(左)婚約者 (右)題名不明 小さいサイズのリトグラフ

matuoka4.JPG  chagall.jpg

(左)モディリアーニ「若い女の胸像」(マーサ嬢)
(右)ユトリロ「サン・ベルナール教会」
アル中の療養のため、パリを離れてサン・ペルナールの城館で過ごしていた
ユトリロは、この教会の絵を10点以上描いている。これは雪のあがった朝、
礼拝に向かう人々。単純で素朴な静けさに信仰の希望が伺える。

mojiriani.jpg mUtriro.jpg

(左)フジタ「2人の子供と鳥かご」 パリで売れ出した頃の絵。乳白色の世界。
(右)聖誕 馬小屋でのキリストの生誕という聖書を題材に描いた絵。
白い馬が首を伸ばして誕生を祝福しているのだろう。硬質な力強さを感じる。

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ポーランド人、キスリングの絵は、松岡美術館に7枚ある。
どれにしようかな、と迷って、赤の綺麗なこの2枚。人物画。
(左)「シルヴィー嬢」 (右)「プロヴァンスの少女」

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エコール・ド・パリの作家たちの活動年代が1930年までと限定されるのは、
ナチスの台頭により、画家たちはパリを離れ、母国に帰国または亡命した
からである。

「エコール・ド・パリ」の時代、絵画の主流は、形の芸術の「キュビズム」と、
色の芸術のフォーヴィスム(野獣派)だった。
キュビズムの提唱者は、ピカソ。
(右)ピカソ「ドラ・マールの肖像」1941年なので、キュビズムとしては後期の絵。
ドラ・マールはピカソの恋人で「泣く女」(パリ・ピカソ美術館)のモデル。
(左)ローランサン「若い女」。洗濯船でピカソと知り合い、最初はキュビズム作品
を描いていたが、後に独特の優雅な若い女性像を描き、人気を集めた。

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フォーヴィスムの作家としては、ヴラマンク、ヴァン・ドンゲン、
デュフィ、マルケらがいる。
キース・ヴァン・ドンゲンはオランダの出身。
初め、挿絵を描いていたので、こんな可愛い絵がある。
「葦毛色の馬、ノルマンディ」

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フォーヴの代表格のヴラマンク「嵐の前の風車」
深緑色が海のように見えるが、大地である。積わらが手前にあり、風車が奥に
見える。暗雲漂うグレーの空と大地は荒いタッチで、恐ろしいほど。人が2、3人
家路を急いでいる(小さくて見えないと思う)

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同じくヴラマンク「スノンシュ森の落日」
落葉した木々の奥に沈み行く夕陽の色が強烈。何が起きてるのかと思わず、
画面奥に見入る。
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ルイ・ヴァルタ「黄色い背景と大きな花瓶」
初めて名前をきく画家だが、強烈な色合いで存在感を放ってた絵。
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他に私が個人的に興味があったのは、ドニ「赤い椅子に横たわる裸婦」、
マクシミリアン・リュスの「リュシー・クーチュリエの肖像」、キスリングの花、
ルオー「ブルターニュ教会の内部」。

追記:この美術館のロビーには、ジャコメッティの小さな彫刻「猫の給仕頭」
があり、とてもかわいいのです。その写真は、yk2さんの記事でごらんください。


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夏の和食・瀬里奈 [和食]

友達M子さんが、瀬里奈の「夏の味覚コース」という広告の紙を持ってきて、
「今年は鱧を食べてないから食べたいわ。美味しい和牛のステーキも食べたいし。
つきあってくださる?値段2万円でちょっと高いけど」と、お願いモードで言いだした。
そうね、いつもフレンチ系につきあってもらってるから、たまには、ね。
その上、M子さんの行きたい理由は、もうひとつあった。「買ったけど、まだ着て
ない服があるの。」
つまり、素敵な服で、豪華な食事をしたい、そういうことね。

まず、前菜三種。
鯒(こち)の煮こごり、魚そうめん、胡麻豆腐ウニのせ
やっぱり来て良かった、と思える上品な美味しさ。どれも冷たく口当たりが良い。

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お刺身三種盛り(まぐろ、かんぱち、鱧)
M子さんは、マグロとかんぱちはいらないわ、全部鱧にしてね、と注文。
食べたかった鱧を満喫していた。

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夏野菜の冷やし煮物。
トマト、とうがん、オクラをあしらって。色が綺麗。
ゆでたトマトがかつおだしに浸かってるのは初めて食べたけど、美味しい。
トマトの青くささがなく、つるっとした食感。
そういえば、いつも頼む普通のコースと違って、お皿がゴージャス。
お酒は冷酒、八海山。酒器「ちろり」もゴージャスなり。

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てんぷら(かに、ナス、かぼちゃ)

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いよいよメイン登場。神戸牛のステーキ。炭火焼。食べやすいように切り分けて
持って来てくれる。一口噛むと肉汁と脂がじわーっと染み出て、おいしいのなんの。
しあわせー。やっぱりブランド和牛はいいなぁ。

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野菜サラダ、ガーリックライス(私は白ご飯に変えてもらった)、味噌汁(浅利
が大きかった)、香の物。 
最後がデザートのフルーツ。シャインマスカット、今年初!マンゴー。かき氷
に埋もれていた。紅葉の葉の後ろは氷柱。これもお皿が雰囲気に合っていた。

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八海山は、いつも他の店で頼むのは、2級酒?辛口なのだけど、これは高級な
大吟醸。甘いし、麹の味がきついので、氷をもらってロックで飲んだ。
和食でもワインの私達だけど、今日のメニューには、やはり日本酒でしょ。

帰り、「やっぱりワイン。赤が飲みたいわね」と、近所のバーで赤ワインを
2杯飲んで帰った。


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ラ・ボエーム(MET ライブビューイング) [オペラ、コンサート、バレエ]

METライブ・ビューイングというのは、ニューヨークのメトロポリタン・オペラハウス
の公演のDVDを映画館の大きなスクリーンで見せるしくみ。料金は1作3000円位。
リーマンショックで企業からの後援が減り、経営が苦しくなったメトが考え出した
システムで、公演終了後、1か月位で、見れる。
私は、回数券を買っていたNが行かれなくなった分をもらって、新宿ピカデリー
で、「コシ・ファン・トゥッテ」と「チェネントラ」を見た。
ライブ・ビューイングのフィルムには、解説や出演者へのインタビューがついて
いるので、それも魅力だ。時々、wowwowで放映することもある。

今回の「ラ・ボエーム」の主役ロドルフォは、ヴィットーリオ・グリゴーロ(テノール)。
親友歌姫が、夢中になってる人。
歌姫は、グリゴーロの日本公演を見て感激。ネットで次の公演を探したらミラノで
オペラ2つ。速攻、チケットを予約して、「5日間留守にするからー」と出かけて行った。
イタリア語が出来る歌姫は、公演の後、グリゴーロの出待ちをして、一緒に写真
を撮ったと、得意になって見せてくれた。「彼は顔も良し、声も良し、最高![ハートたち(複数ハート)]」って。

で、グリゴーロって、どんな顔?と思うかたは、こちらをごらんください。
http://taekoparis.blog.so-net.ne.jp/2011-02-13

「ラ・ボエーム」MET ライブビューイングは、8月20、21日に東劇(東銀座にある映画館)
で見れるので、行こうと思っていたら、ラッキーなことに、先日、wowwowで放映があった
ので、それについて書きます。[イベント]

metoperaBoheme.png

始まるとすぐ、「開演にあたり、MET総裁から挨拶があります」とのアナウンス。
「皆さん、今日はMETの歴史の中で貴重な体験をすることになります。本日、ミミを歌う
ことになっていたソプラノのアニータ・ハーティッグから、今朝7時半に、『風邪で出演
出来ない』と連絡がありました。急遽、昨晩、このMETの舞台で『蝶々夫人』を歌った
クリスティーヌ・オポライスに電話をして代役をお願いし、何とか引き受けてもらえること
になりました。昨晩『蝶々夫人』を歌って、18時間以内に『ミミ』を歌う人はMETの長い
歴史の中でもオポライスが初めてです。どうか、そのような事情をご理解いただき
温かい声援をお願いします」

幕間で、ミミ役オポライスへのインタビューがあった。
「前日『蝶々夫人』を歌いましたが、歌ったその日は興奮していて中々寝れず、
明け方近くまで起きていました。だから、朝8時に電話で起こされ、『今日、ミミを歌ってくれないか』
と頼まれた時は断りました。バタフライとミミはとても違う役柄なんです。でも、プロだから、
やらなければ!と思い直し、引き受けました。さあ、それからが大変でした。歌のおさらい、衣装合わせ、
化粧など、すべてを限られた時間の中でやらなければなりませんでした。でも、舞台ではヴィットーリオが
支えてくれたので、上手くいきました。」

プロだからやらねば、の意味は、多分、オポライスが代役として登録されていたのだと思う。オペラは、
声の調子、体調が悪いとダメなので、代役を必ず登録する。代役で注目され、有名になることも多いので、
歌手にとってはチャンス。今回のオポライスもこれで名を残すだろう。

実際、オポライスとグリゴーロは息の合った演技と歌で、素晴らしかった。魅了された。[黒ハート]
ボエームとはボヘミアンの意味で、貧しいながらも自由な生活を送る人たちのこと。
パリの屋根裏部屋で共同生活をする画家、音楽家、哲学者、詩人が主人公だ。
その中の詩人ロドルフォとお針子ミミの悲恋物語。なぜ悲恋かというと、ミミは最後に
結核で亡くなってしまうのだ。

オペラは演出次第で舞台が豪華だったり、簡素だったりと印象が変わる。
今回は、絢爛豪華な舞台演出で知られるフランコ・ゼフィレッリ。
クリスマスの日に皆が街に繰り出す場面では、総勢100名が舞台に立っていた。
以前、私が見た新国立劇場の舞台でも、7,80人、まぁまぁ豪華だったかな。

ロドルフォとミミの恋愛と同時進行で繰り広げられるのが、画家マルチェッロと
ムゼッタの恋である。ムゼッタは贅沢好きの派手な女。貧乏なマルチェッロでは
飽き足りなく、お金持ちの老紳士の恋人になったものの、マルチェッロと仲直りを
したく、、。派手で奔放なムゼッタの存在がこのオペラを明るく盛り上げる。

キャスト
ロドルフォ…ヴィットーリオ・グリゴーロ   ミミ…クリスティーヌ・オボライス
ムゼッタ…スザンナ・フィリップス  マルチェッロ…にマッシモ・カヴェレッティ
指揮…ステファーノ・ランザー二    
2015年4月5日メトロポリタン・オペラハウス公演


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