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パリ 2017年12月 [旅行(ヨーロッパ)]

パリ在住の親友E子のご主人Eveが、今年は、立て続けに入院。

「もう大丈夫よ。でもね〜、、」電話で聞いているだけでは、よくわからないので

お見舞いに行くことにした。  どれくらい悪いかわからないから、E子の家に泊まらず、

ホテルに。それなら、と、E子とも知り合いのMを誘って出かけた。


パリと言えば、凱旋門。

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クリスマスシーズンなので、凱旋門から続くシャンゼリゼ通りのイルミネーションが、夜は、

キラキラ綺麗


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今、注目されてる建物は、ブーローニュの森に出来たルイ・ヴィトン財団の美術館。

国立新美術館のように、箱だけ。美術品は所蔵してないので、企画展会場。

MOMA展をやっていた。設計がアメリカ人のフランク、ゲイリーだからかしら。

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グランパレでは、ゴーギャン展をやっていた。たくさんの作品で生涯全部をたどる見ごたえある

展覧会だった。

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クリスマスディナーは、友だちの家で。

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@コメントへのお返事は、帰国後にいたします。。


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ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 [展覧会(洋画)]

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過去にゴッホ展は何回もあったが、今回のは、ゴッホと日本。ゴッホがどんなに日本に憧れ、関心を
寄せていたかに的を絞ったもの。だから、チラシの絵が浮世絵の花魁(おいらん)の模写。
裏表紙は、「画家としての自画像」1887~1888年。
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1886年、ゴッホは暗いオランダから光を求めて弟テオが住むパリにやってきた。
当時のパリはジャポニスムに沸いていた。
ゴッホがパリで刺激を受けたものは、「印象派」と「浮世絵」である。
印象派の技法を学んだことで、暗い色彩が消え、明るい色調へと変化した。
画商ビングの屋根裏部屋で見た多数の浮世絵に感動し、模写をすることで、構図や色づかいを
習得しようとした。チラシに使われている「花魁(渓斉英泉による)」(ファン・ゴッホ美術館蔵)は
浮世絵の模写で、後期(11/28から)展示には、渓斉英泉の原画も展示されている。

1887年、ゴッホは、アゴスティーナの店で、「浮世絵展」を開催した。
「カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ」(ゴッホ美術館蔵)
右側の壁に、女性の姿が描かれた浮世絵がかかっている。

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今回は、「参考図版」のみの出展の「タンギー爺さんの肖像」(ロダン美術館蔵)の背後には、びっしりと
浮世絵が描かれている。その浮世絵は、研究の結果、三枚とわかり、そのうちの2枚が展示されていた。
歌川広重「五十三次図会四十五石薬師 義経さくら範頼の祠」
歌川邦貞「三世岩井粂三郎の三浦屋の高尾」である。
これは、とても興味深かった。花魁の髪にささる大きなかんざしは、ゴッホの目に奇異に写ったと思うが。。


1888年、ゴッホは、日本に憧れて、日本に似ていると、南仏アルルに移った。
アルルに到着した日は雪、一面の銀世界だった。ゴッホは「雪の中での景色は、日本人の画家たちが
描いた冬景色のようだった」と弟テオへの手紙に書いている。

「雪景色」(個人蔵)
遠景にアルルの町並み、前景に茂みや板囲いを描き、中景の雪面を白い絵の具で浮き立たせている。
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これに対応していると思われる浮世絵、歌川広重「五十三次名所図会 沼津 足柄山不二雪晴」
なども展示されていた。


春には、「黄色とスミレ色の花が一面に咲いた野原の小さな町、まるで日本の夢のようだ」
とテオに書いている。スミレ色の花=紫色のアイリスが近景に広がる。
「アイリスの咲くアルル風景」(ファン・ゴッホ美術館)
地平線が半分より上、高い位置にあるのが、浮世絵の影響。
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「種まく人」(ファン・ゴッホ美術館)
ミレーの「種まく人」にならっているが、種まく人物以外は、ゴッホのオリジナル。
近景の木の幹を大きく描く方法は、広重の「江戸名所 亀戸梅屋敷」にならったと思われる。


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浮世絵の極端な遠近表現は、江戸時代に移入された西洋絵画の遠近法がもとになっている。
それが浮世絵を通して、ヨーロッパに広まったというのは、面白い。

「サント・マリーの海」(プーシキン美術館蔵)
ゴッホの海の絵は、珍しいと思う。

鳥瞰図的手法は、浮世絵由来のもの。波のうねりの表現が立体的で大胆。

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ゴッホは、「アルルの跳ね橋」を気に入り、エミール・ベルナール宛の手紙の中にスケッチを
添えている。それには色彩も記述されているが、現存するのは、その絵の一部分が、

「水平と恋人」というタイトルで展示されていた。


「タラスコンの乗合馬車」(プリンストン大学美術館蔵)
ゴッホっぽくない絵だけど、どこか惹かれた。
浮世絵からの影響は、顕著な輪郭線と白が効果的な平坦な色面に表されている。

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「夾竹桃と本のある静物」(メトロポリタン美術館蔵)
夾竹桃は、日本のイメージの花。

この絵が描かれた1888年8月には、「ひまわり」の初期の何枚かが描かれている。

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「寝室」(ファン・ゴッホ美術館蔵)は、前のゴッホ展にも来た絵なので再見。

ゴッホはますます日本に心頭していく。
ピエール・ロティ作の小説「お菊さん」を気に入り、それに影響を受けたと思われる作品
「ムスメの肖像」(プーシキン美術館蔵)では、ムスメ(少女)が手に夾竹桃の花を持っている


以上の作品に年代を記さなかったのは、どれもが1888年だからである。
1888年の12月、ゴッホは耳切り事件を起こし、コーギャンとの共同生活も終わった。
アルルの病院に入院した後、サン・レミの精神病院に移った。



「草むらの中の幹」1890年(クレラー・ミュラー美術館蔵)
穏やかな下草に対して、樹の皮の表現が装飾的で表現主義っぽい。時代の影響だろうか。

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「ポプラ林の中の二人」1890年(シンシナティ美術館蔵)
横長の画面は、浮世絵の影響だろう。幻想的な美しい絵。

白と黄色、明るい下草。列柱のような木々。手前から林の奥まで見通せるが、奥は黒に近い色。
ゴッホ、最後の作品。

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ゴッホは、武者小路実篤らの「白樺派」によって日本に紹介された。
1890年、ゴッホが亡くなった後、日本人の画家たちが、ゴッホの残された作品を見るために

ゴッホが晩年に交友を持った医師ガシェのもとを訪れた。彼らが名を記している「芳名帳」が
展示されていた。そこに「式場隆三郎」の名前を見つけ、精神科医としてゴッホの研究
をしたことを知った。佐伯祐三が描いた「オーヴェールの教会」の絵、前田寛治の「ゴッホの墓」の絵もあった。

ゴッホは日本に憧れた。何年か後に、今度は日本人がゴッホに憧れた。
ゴッホ人気は100年続いている。




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友人との再会サル・ドウ・マキノにて [レストラン(フレンチ系)]

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フランス、ロワール地方のワインの産地に嫁いだJと久しぶりに会った。
Jが日本にいた頃は、ワインの仕事をしていたJにワインについて教えてもらいながら、
一緒に飲んで食べて楽しかった。何しろ、Jはとっても愉快なノリのいい人で楽しい。

そんなJとの再会場所を西麻布の「マキノ」にしたのは、サンセールが置いてあるし、
フレンチ+和食で、お吸い物が絶品だから。関西人のJは、これ、気に入るだろうなぁ。

乾杯は、シャンパンで。
お椀とシャンパンなんていう組み合わせの写真。上手く撮れてるのはJの撮影だから。

お椀の次は、パフェ器に盛られた生もの数々。デコレーションはクリスマス仕様。
イクラ、下の方に、ぷりっとした角切りヒラメがざくざく。海草や海苔、柚子風味。
何種類もの素材を混ぜて食べる美味しさがここにある。
ワインはサンセール。
「この生産者、よく知ってます!」と、Jは写真を撮ってFaceBook?にアップ。
さっそく、相手から、日本で飲まれてる!と、大喜びメッセージが来た。


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ギンダラの西京漬け。私の大好物。向こう側の白い巻物はイカ。
純粋和食の小鉢には鮟肝?長いも、ねぎなど。記憶があやしい。


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牛肉。赤ワインはグラスでジュブレ・シャンベルタン。


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ご飯は、あなごごはんだったと思うけど、、違ったかな?


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デザート。

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久しぶりだったのに、つい、昨日まで会ってたような感覚で話がはずむ。
「兄さん、元気にしてるかな?」って、yk2さんに電話。
次、会うのは、サンセールで?東京で?フォレさんも一緒に大阪?

お店は、クリスマスの飾り付け。うちも、出して飾らないと。

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 *前々記事へのコメント、お返事をかいたので、コメント欄、あけます。

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レクテ(代官山) [レストラン(フレンチ系)]

「レクテ」recte 代官山と恵比寿のちょうど中間。私たちは、恵比寿から歩いた。
入り口の看板が小さいので、見過ごして、さらに歩き、お店に電話して「どこですか?」と
きいて辿りついた。ビルの2階。落ち着いたインテリア。

この店は、閉店した丸ビル「オーグードジュール」のシェフが、新たに開店した店。
「オーグードジュール」が、おいしかったので、行きたいなと思ってたら、M子さんが、
「あなたのお誕生日ごはん、どこにする?」と言うので、それなら、ここにと予約した。

お料理は、コースになっている。一般に値段の高いコースは、フォアグラ、トリュフ等
高い素材が使われているから、私は食べ慣れている庶民的素材の9000円コース
にした。

アミューズ(お通し)は、「新鮮なワカサギが手に入ったので、から揚げにしました。
内臓や骨も召し上がれます」 ふんわり柔らかい身は魚くささが全く無くおいしい。
スプーンの上にのってるのは、刻みトマトのドレッシング和えとチーズ。
添えられた串でさしておつまみ風に食べる。松の年輪板にヒバを添えての演出。
シャンパン「DELAMOTTE」ドゥラモットに合う。泡も香りも上品で酸味が少なく爽やかな味
だが、ブランブランとは違う濃さがある。

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ゴボウのポタージュ。ゴボウの香り、土の香りだが、上品さが勝つ。
牡蠣の蒸したもの、ポロねぎ添え。ねぎはあまり好きでないけど、これは、甘味があっておいしいし、
牡蠣に合う。

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一週間以上たっているので、かなり忘れてるけど、これ、おもしろい組み合わせだった。
ヤリイカのお刺身の下にリゾット。イカの足や耳がサラダに入っている。野菜の多さ。でも、美味しい。


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お魚は、高級白身魚のハタのソテー。釣ったハタとのこと。葉つきのカブを添えて。


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お肉はポーク。ブランドポークだったけど名前忘れ。あさりと煮込んだキャベツ添え。
ブルゴーニュの軽い赤ワインと一緒でおいしかった。

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デザートは、モンブランとイチジクのアイスクリーム。
お皿の雰囲気からして和風の感じ。

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デザートの後に、「お誕生日プレート」を出してくれた。
食べて減ってるけど、左端のがそう。その後、食後の小さい焼き菓子が黒いお皿の上に。
どれも、綺麗でおいしく満足。
やはり、こちらのシェフのお料理は、繊細で美味しいので、また行きたい。
ソムリエ氏もタイミングの良いサービス。ゆったりできるような気配りで気持ちがよかった。

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※忙しいので、コメント欄は閉じてます。前記事のお返事、まだですみません。

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