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オルセー美術館2017年12月 [Paris 美術館]


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オルセー美術館に来たのは、改装以来、4年ぶりくらいかしら。
入場するにはいつも行列なので、少し高いけれど、並ばなくてすむチケットをネットで買っておいた。
改装で広くなったせいか、以前とは、展示が変わり、見やすくなっていた。
後期印象派とか象徴主義とよばれる私が好きな時代の画家の作品がふえていたので、ご紹介。

1、フェリックス・ヴァロットン
額が大きくて、絵そのものは小さく見にくいと思うが、タイトル不明の2枚。

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2、モーリス・ドニの3枚
左から2番目「母性」、3番目「Vallet神父の肖像」

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3、ヴュイヤール
室内画の多いヴュイヤールの「Hessel家の昼食」

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4、ジェームス・ティソ(1836~1902
当時の流行画家で、ジャポニズムをいち早く取り上げた。
生家が布地商だったため、服地への関心が強く、正確な服描写が人目をひく。
「ファウストとマルガレーテの出会い」

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5、ドガ(1834~1917)
踊り子たち(パステル画
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おなかがすいたので、ランチは美術館の「カフェテリア」へ。
毎朝、ホテルでゆっくりとビュッフェの朝ご飯を食べているので、ランチはキッシュ程度ですむ。
私は、スモークドサーモンとほうれん草のキッシュ。Mは、ベーコンとハムのキッシュロレーヌ。


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企画展は、入り口横の看板にもある通り「ドガのダンスデッサン」

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知らなかったけど、「ドガのダンスデッサン」というのは、ポール・ヴァレリーの著書のタイトル。
ヴァレリーは、詩人で作家、思考家。フランスを代表する知性と言われたほどの人。
ヴァレリーは22才の時、59才のドガに会い、2人の友情は20年続いた。
その間、ヴァレリーはドガとの交流をノートに書き留めた。
デッサンに関してドガは、「観察しなさい、もっと広い部分まで。想像しなさい、見てもらうのを待ってるものを」
と言った。ヴァレリーは、「ドガは容易にできることを拒否し、彼の思索の対象だけに関心があった。」と
述べている。


ドガはアングルを崇拝していて、若い頃、アングルから「線を引きなさい、自然にでなく、記憶から
たくさんの線をひきなさい」と教えを受けた。
アングルの自画像を意識して描いたと言われているドガの自画像。

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ドガは、古代ギリシアの彫刻をデッサンしていた。古代の作品はドガにとってインスピレーションの
源泉だった。マンテーニャの「徳の勝利」(ミネルヴァが悪徳を打つ)の構図をそっくりまねて単純化した
「知恵の神が悪徳に勝つ」という絵もあった。

ドガは裕福な音楽好きの家庭に育った。父は家にオペラ座の楽団員を招いてコンサートをして
いたので、ドガは自然とオペラ座に通うようになった。そしてバレエを見る機会があり、ダンサーの
動きに魅せられた。
「オペラ座のオーケストラ」1868年

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「オペラ座のバレエ教室」1872年

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「ダンサーたちのグループ」 1884年 上の絵から12年後の作品。

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ドガは一瞬の動きを表現するのが、上手い。
左:カフェ・コンセールの歌手   右:アイロンをかける女たち(部分)

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ドガは馬を愛していた。競走馬はドガにとって好きなテーマであった。
速い動き、ジョッキーの一瞬の動きを捉えるデッサン。ドガは馬の彫刻も作っていた。

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もちろん、人物の特徴を捉えるのも上手い。
「椅子にすわるマネ」1866年

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彫刻「14歳のダンサー」と、そのためのデッサン。
ドガの踊り子への愛が伝わってくる。

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「ダンス」というタイトルで、ヴァレリーの言葉や絵で始まったが、バレエだけでない、多岐にわたる
ドガの作品が展示されていて面白かった。

常設のほうに、パステル画の初めて見るちょっとユニークな「踊り子たち」があったのは、企画展に
主要作品が来ていたからなのだろう。



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ルイ・ヴィトン財団美術館 [Paris 美術館]

ルイ・ヴィトン財団美術館は、パリの外れ、ブーローニュの森の中に2014年にできた。
パリの新名所になっている。現代アートの美術館で、建物に特徴がある。
フランク・ゲイリーの設計。ガラスを多用し光を取り入れ、21世紀を象徴する建物というコンセプト。
私は見た途端、森の中に乗り上げられた巨大な船という感じがした。
一番下、黄色い柱の前は、小さなプールのように水がたたえられている。
バッグなどヴィトンの製品は売ってない。


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正面入り口。大きさがわかるでしょ?


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設計者フランク・ゲーリーは、カナダ出身でアメリカで活躍する建築家。
スペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館の分館の建物は現代建築の記念塔
として注目をあびている。アメリカ関連からか、丁度、「MOMA展」をやっていた。

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広告を見ながら、これが、今回の代表作ね、セザンヌのパンツ男にリキテンシュタインの「涙する女」、
右端はスーラ? と期待しながら会場へ。

会場を入ってすぐ、目に飛び込んできたのは、ピカソ。
MOMAで見た覚えがある楽しい作品。「The Studio,Paris Winter」1927年
ピカソは当時の館長と親しく交際していて、自分が絵を描いたネクタイを送っている。
送った手紙と国際便の封筒、ネクタイも展示されていた。


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エドワード・ホッパーの「House by the Railroad」 1925年

手前に線路が見える。アメリカンゴシックっぽい家がちょっと不気味で気になる。


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左:ジョージア・オキーフ「From house window and door」 1926年
36才初期の作品で、骨や花が登場していない。
このシンプルな平面、クールな色づかい、好きです。


右:ピカビア「Pinterest」 機械の連作の時代の作品。


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フリーダ・カーロ「短い髪の自画像」 
小さくて見えないが、右手にはさみ、左手に切った髪の毛の束を持っている。

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ポロック
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アメリカの旗で有名な ジャスパージョンーンズ、これは、アメリカの地図、州名がちゃんと
書きこまれている。油絵でなくコラージュ。


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以上が目についた作品。他にもいろいろあったが、点数が多い展覧会ではなかった。


もちろん、レストランがあった。美術館には大抵、併設されている。
現代美術の美術館なので、お料理も現代的というかちょっと変わっている。
シンプルで野菜が多い健康志向。
左はサラダ用白菜(ロメインレタスに似てる)にサニーレタスを載せてある。
中にゆでた海老が隠れている。
右は根セロリをさいの目に切ってクリーム煮。ポーチドエッグ載せ。赤カブ(ビーツ)の
揚げたカリカリを散らして。茶っぽいのは野菜の薄切りからあげ。


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オルセー美術館と違って、外国人よりフランス人が多かった。


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2018年友だち新年会 [シャンパン&ワイン]

(1)M子さん宅で恒例の4人+ゲスト1名
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sasmi.jpg これが一人分のお刺身。どれもとっても美味しかった。


飲んだのは、5人で8本。


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(2)悠遊会11人。うちで。
もう20年続いている高校の友達中心の新年会。
音楽家3名なので、まずは音楽の話から。
同級生や親戚に政治家がいる人が何人かいるので、その噂話から、政治の話に。
トランプの「Fire and Fury」と言ってるのが、わからなくて、「それ何?」ってきいたら、「暴露本よ」
あー、炎と怒りって名前の本だったっけ。そういえば、英語に強い人ばかりなんだわ。

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万世のカツサンド、熱々のが登場。まずはシャンパンとチーズでなくカツサンド。
この組み合わせもありだった。人数が多いので、シャンパンはマグナム。
次、J子がココファームへ見学に行って買ってきたワイン。「陽はまた昇る」

真ん中のワインは、「アベイ・ド・レランス・キュヴェ・サントノラ赤 2015
南フランスの地中海にあるレランス諸島、サントノラ(Saint Honorat)の修道院(Abbaye)
で昔から手作りで造られてるワイン。コクがあるワインだった。
お正月なので、花びら餅と合わせて。

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今年は、26年ぶりの株高で始まった日本経済。順調に上向きで進んでほしいけれど、
トランプ政権は予測不能なところがあるし、核開発に心血を注ぐ北朝鮮の脅威もある。


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