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Virtus(ヴィルトゥス) [Paris レストラン・カフェ]

3/15 の記事で、昨年末に行ったパリのビストロ「Will Paris」を紹介したが、その時、
一昨年末に行った店「Virtus」の記事を書いていなかったことを思い出した。しかも、
私の好みから言うと、「Virtus」の方がおいしかったというのに。

「Virtus」は、ソムリエで現在は結婚してロワールに住んでいる J から「ぜひ行ってください」
とすすめられた店。日本人の女性シェフ「神崎千帆」さんとご主人マルチェロさんの店。
その「Virtus」が、今年1月21日、ミシュランの一つ星を獲得したというニュース!
神崎さんは、コートダジュールのマントンの2つ星レストランで修業したそうだ。
今をときめく,美しく美味しい料理。


Viruts は、パリ12区。29 Rue de Cotte,75012,Paris
私たちが泊まっていたモンパルナスからタクシーで20ユーロ(3200円)、
ちょっと距離があった。
お店は、シンプルモダン。柱とか天井の扇風機などから古い店を改装したとわかるが、
各テーブルの上を照らすランプや椅子が現代的で、楽しく明るい雰囲気のインテリアだった。


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初めてのお店なので、おすすめコース(デギュスタシオン)を頼んだ。
アミューズ、前菜2皿、メイン2皿、デザートという構成。
ワインは、ペアリングといって各料理に合わせて少しずつグラスで頂くものにした。

アミューズの牡蠣。美味しい!柑橘系フルーツ味のかき氷のせ。和風の器。

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1皿目の前菜は、白身魚と野菜、フルーツのさいの目切り。オリーブオイルと
フルーツの酸味のサラダ仕立て。これも和の器。
写真はないが、ブリオッシュふうのパンがバター風味でおいしい。


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2皿目の前菜は、ホタテのソテー。焼目がはっきりつくほど表面を焼いているので、
外側はしっかり、中はホタテの柔らかさと旨味がぎゅうと詰まっていた。火加減が
ポイントなのだろう。


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メインその1は、鯛のソテー。泡のソースがやさしい。盛り付けもきれい。


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メインその2は、子羊のロースト。肉自体がジューシーで美味しい。

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デザートはモンブラン。これも絶妙に美味しい。

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上品で繊細なお料理。一皿はさほど多くないが、皿数があるので、ちゃんと
おなかがいっぱいになる。

最近のスタイルで、どれも美しくおしゃれでヘルシーな料理。


ちなみにお値段は、一人約100ユーロ。
この満足度からしたら、高くないと思った。

次、パリに行くときは、また行ってみたい。



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「花flower華」展 [展覧会(日本の絵)]

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以前、山種美術館は、桜の名所の「千鳥ヶ淵」にあり、4月には桜にちなんだ展覧会をしていた。
広尾に越してから10年、今は桜に限定せず、花にちなんだ展覧会をしている。

展覧会は「四季を彩る」と題し、春、夏、秋、冬の順に展示がされていた。
とはいえ、季節柄、春の花の名品が多かった。

まず最初は、抱一の「月梅図」。静かな軸絵。
実際は、これよりもっと色が薄い。月の滲み具合いが地味に美しい。
梅の枝ぶりのみごとさ。
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この美術館でいつもはっとするのは、小林古径の絵。小さい作品がほとんどだが、
整った美しさがに魅せられる。
「白華小禽」木蓮に似た白い大ぶりの花は「泰山木」。緑の葉と瑠璃鳥の青が鮮やか。
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奥村土牛の「木蓮」も小品だが、木蓮の色、形が鮮やかで見入ってしまう。
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大観も小品の「山桜」、気品がある。
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この美術館の桜の絵の名品は、奥村土牛の「醍醐」。
京都の醍醐寺のしだれ桜。土牛は、6才年上の師・小林古径の法要の帰りに立ち寄った醍醐寺の
土塀のしだれ桜に美を感じ、いつか描きたいと思ったそうだ。
幹を中心に描き、広がる枝や花を全部描いていない画面だが、却って印象に残る。

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加山又造の有名な「夜桜」も、ここの所蔵品なので、展示されていた。

春は、桜のあと、牡丹が咲く。
渡辺省亭「牡丹に蝶図」は、牡丹の何層もの花びらに見入ってしまった。

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(部分拡大図)

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菱田春草「白牡丹」静かなたたずまいで気高い。

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土田麦僊「芥子図」は、赤い芥子の花が鮮やか。
杉山寧「朝顔図」 咲き終わってしぼんだ花と蕾が花と一緒に描かれている。
やさしく繊細な感じがする絵だった。

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制作年代が現在に近い山口逢春「唐壺芍薬」1964年は、モダンな感じ。

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同じくモダンだったのは、福田平八郎「花菖蒲」1957年

他にも有名作家の花の絵がたくさんあり、見応えがあった。

春の絵の紹介だけで、終わるが、秋の絵には、抱一の「菊小禽図」、「秋草図」、土牛「桔梗」、
靑邨「菊」、大観「寒椿」などがあった。

チラシの絵は、荒木十畝「四季花鳥」。

6月2日まで開催。

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點心茶室(吉祥寺・東急) [レストラン(中華)]

一昨年のモニュメント・ヴァレー旅メンバー3人で食事。
1名が不調というので、彼女に便利なように吉祥寺にした。
「お花見の時期だから、南口は井之頭公園で混むわ。北口の東急の9階、中華で」
維新號のカジュアル版だそう。

コースでなく、適当に好きなものを頼んだら、どれも美味しくて満足だった。
左から時計回りに椎茸となんとかの湯葉巻き、海老と青菜炒め、春キャベツと春野菜の
やきそば、海老ニラぎょうざ、

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左から時計まわりに、春雨と肉団子(肉団子がハンバーグの大きさ!)、
海老の焼売、春のデザート(杏仁豆腐にライチ、クコの実、苺ソース)、
カニチャーハン


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やっぱり、何日もたつと忘れちゃう。。。
個室だったので、ゆっくり出来てよかったです。
ちなみにこの日は、N嬢が「食べるのはいいけど、飲むのはまだダメ」って言うし、
もう1名は飲めない体質。私も飲茶と思って、お茶で通しました。

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鳥茶屋(神楽坂) [和食]

「たまには、昔のメンバーで、メシでも行きますか」と、5人での集まり。

場所は神楽坂の「鳥茶屋」。N嬢がひところ気に入っていたので、何回か行った店。
神楽坂へは、私はJR飯田橋駅西口から歩いて行く。しばらく来てなかったら、駅が
水道橋寄りに移動していて、橋も新しくなっていた。菜の花がいい感じ。
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神楽坂を上がると、毘沙門天がある。ちょうど桜が咲いていた。
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毘沙門天の前にあるのが、「鳥茶屋」本店。江戸情緒の残る老舗の「うどんすき」の店。
コースのお料理。どれもなかなか。特にお造りが美味しかった。このあと、さわらの西京焼き
が出てきたが写真はなし。


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季節だからと、筍を別に注文した。写真は半分以下に減ってる、つまりたくさんあって、
日本酒「土佐鶴」によく合った。やっぱり、筍は日本酒が合うのかしら。

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これが名物「うどんすき」。手打ちのうどんは結構太い。後からお餅も入った。


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今年のお花見時期は、うすら寒いので、こういう鍋を囲むのも悪くない。


ここに行く前に通った職場近くの公園の桜、満開できれいでした。
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お花見と食事(2) [和食]

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晴れて温かかった日曜日は、お花見日よりだったので、皇居東御苑に行った。
その日は、坂下門から入る皇居桜見物の「通り抜け」が出来る日だったけれど、坂下門まで
歩くのも面倒だし、混むのでは、と思い、東御苑にした。
空港のような荷物チェックを入口で済ませ、中へ入ると、広い芝生広場の周りに桜の花が
満開だった。桜だけでなく、花桃やシャクナゲも咲いていて、ちょうどいい季節、とてもきれい
で、大勢の人出と相まって活気があった。


その数日前、好きな店、六本木の「瀬里奈」でM子さんと夕食。
お料理は、これしか写真がないけれど、この後に、しゃぶしゃぶがつくコースが
私たちの定番。ここは、どれを食べてもおいしい。

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お花見の桜のつづき。こんな青空なので、桜が映える。


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「瀬里奈」の数日前は、福岡で1か月位仕事をしていたTが、「終わった~。3人で飲もう」と
ラインしてきて、「鯛の煮つけが食べたい。気取ったとこじゃなくて」と言うので、青山の「寅福」へ。
ご希望の鯛の煮つけと、後ろに見えてるのは、旬のタケノコ。その横は、カキフライの終わったお皿。


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これは豚角煮とゆで卵、青梗菜。


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<追加写真>皇居らしい石垣のあるものを。「北桔橋門」から入ったときの対岸。

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「奇想の系譜」展 [展覧会(日本の絵)]

東京都美術館で、江戸絵画「奇想の系譜」展を見た。

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奇想の系譜 江戸絵画ミラクルワールド」、そこに列挙されている画家たちは、
岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、白隠慧鶴、鈴木其一。
私の好きな其一、若冲、芦雪に「奇想」という言葉はしっくりこない気がしたが、
見たいから行った。前期と後期に分かれていたが、前期は見たことのあるものが
多かったので、後期に出かけた。

それぞれの画家別の部屋になっている展示だった。
まずは一番人気の
1、伊藤若冲(1716-1800)
最近、人気が高い若冲で、展覧会も、時々あるので、見たことがある作品が多かった。

米国・エツコ&ジョー・プライスコレクションのもので、「紫陽花双鶏図」 
「旭日雄鶏図」、「虎図」、「葡萄図」
MIHO MUSEUMのもので、「象と鯨図屏風」
とはいえ、絵に再会すると、ますます親しみが増す感じがする。

最近 発見されたという初期の作品「梔子雄鶏図」 個人蔵 
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2、曽我蕭白(1730-1781)
「雪山童子図」  三重・継松寺
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雪山童子は、幼い釈迦。修行している時、鬼が唱える経の前半を聞き、鬼に喰われれば
後半を教わることが出来るというので、身を投げ出そうとしているところ。
赤、白、青の画面が美しい。近くで見ると、雪山童子の周りに雪が降っているとわかる。

蕭白の絵は、おどろおどろしさを感じることが多いのだが、この童子はかわいい。


「群仙図屏風」 文化庁 重要文化財        右隻

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芸大所蔵の水墨による「群仙図」もあったが、薄墨なので、これよりずっと穏やかにみえた。


3、長沢芦雪(1754-1799)
群猿図襖絵 兵庫・大乗寺 重要文化財 
猿たちの仕草や表情がそれぞれ違っていて、面白い。
蘆雪は、応挙の弟子。大乗寺の住職が若い頃の応挙を支援したお礼に、応挙は
弟子たちを率いて大乗寺に行き、襖絵や屏風絵を描いた。
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「白象黒牛図屏風」 米国・エツコ&ジョー・プライスコレクション
右隻

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左隻

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白い象と黒い牛。黒と白の対比。
象の背中にカラスがとまり、牛の足元には、白い仔犬がいる。これも黒と白の対比。



4、岩佐又兵衛(1578-1650)
岩佐又兵衛は織田信長に仕えた戦国武将の荒木村重の子である。
「山中常盤物語絵巻」 MOA美術館 重要文化財
牛若丸(後の源義経)の母、常盤御前が牛若丸を追って奥州に向かう途中、盗賊たちに
殺されるが、牛若丸が仇を討つという話。全12巻中、5巻が展示されていた。
胸に刀を突きつけられ、血を流して横たわる御前の姿を生々しく表現していた。
絵巻なので、ずっと順に見て行くことになる。
上方に拡大図が示され説明がついていたので、わかりやすかった。

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「官女観菊図」 山種美術館 重要文化財
官女たちが牛車の御簾をあげて、道端に咲いている菊を眺めている。

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5、狩野山雪(1590-1651)

「龍虎図屏風」 個人蔵

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6、白隠慧鶴(1685-1768)
白隠慧鶴は臨済宗の僧。数多くの書画を描いた。

「達磨図」 大分・萬壽寺
80才過ぎに描いた最晩年の絵。目をぎょろりと見開く達磨。赤い僧衣に黒の背景と線が
即興的な絵全体を引き締めている。

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これは、着色の絵だが、作品は、墨絵の方が多かった。


7、鈴木其一(1796-1858)
「百鳥百獣図」 キャサリン&トーマス・エドソンコレクション
これが、この展覧会で一番見たかった作品。初の里帰り展示。

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びっしり描きこまれた動物、鳥。若冲の作風を思い出すが、其一の個性が光る。
百獣図では、前景の白い象が目立っている。桐の木には鳳凰が止まっている。


8、歌川国芳(1797-1861)

「宮本武蔵の鯨退治」 弘化4年(1847)頃

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黒と白の対照が明快。鯨の背にのる武蔵の姿はかなり小さい。
盛り上がる波の構図は葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を参考にしているのだろうか。


個性的な画家たち8人の力作が揃い、見応えがあった。
*会期は7日(日)まで。

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